飲み物

妊活にまつわる豆乳効果の真相。効果や影響に詳しく迫ります

数ある飲み物のなかでも、なんとなく体によいイメージのある豆乳。
最近ではスーパーだけでなく、コンビニにも売られていることが多くなりました。
なかには、「普段から積極的に飲んでいる」「冷蔵庫に常備している」という人も多いのでは。
しかし、妊活中に豆乳を摂取することで、具体的にどのような影響があるのかはご存知でしょうか?
そこで、今回は「妊活中の豆乳の影響はどのようなものなのか。よいことばかりではなく、悪影響を及ぼす可能性はあるのか」について迫っていきます。

    豆乳は妊活にバッチリ!?妊活への影響をご紹介します

    皮膚や骨、髪の毛、血管、神経伝達物質、ホルモンなど、体をつくっている材料であるたんぱく質。
    言うまでもなく、私たちが生きていく上で非常に重要な栄養素です。赤ちゃんを授かりやすい身体を作るためにも、たんぱく質をしっかりと摂取し、土台を作っておくことが大切です。

    たんぱく質には、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類が存在します。
    どちらか片方だけを摂取するのではなく、バランスを保つことが大切。
    お肉や魚から動物性たんぱく質を摂り入れる機会があっても、植物性たんぱく質を摂る機会はあまりないという人もいるのではないでしょうか。
    そんな皆さんへ注目してほしいのが、今回のテーマである豆乳です。

    豆乳には植物性たんぱく質が豊富に含まれている

    この豆乳は、植物性たんぱく質を手軽に摂り入れることができる飲み物。大豆製品を普段あまり食べない人は、豆乳を飲むことで植物性たんぱく質を補うという手もありますね。
    ただ、植物性のたんぱく質は吸収があまり良くないので、動物性のたんぱく質と組み合わせると吸収率がよくなりますよ。

    抗酸化成分のイソフラボンが体内の活性酸素を抑制

    さらに、抗酸化成分であるイソフラボンが含まれている点も見逃せません。卵子の質の低下の原因にもなる活性化酸素。
    抗酸化成分はその発生や働きを抑えてくれるので、妊娠を望んでいる人には積極的に摂り入れてもらいたいですね。

    ただし、妊活にもよいからといって豆乳の飲みすぎには注意

    ここまでのお話を聞くと「それなら豆乳をたくさん飲もう!」と思ってしまうところですが、豆乳には妊活におけるよい影響ばかりあるわけではありません。
    たとえば、大豆には利尿作用があります。これにより、尿と一緒に熱も排出されてしまうため、体を冷やしてしまう可能性があるのです。
    そのほかにも、カロリーオーバーの心配や、栄養素の過剰摂取の心配も出てきてしまいます。
    ほかの食事とのバランスをみて、適度に取り入れるようにしてくださいね。

    大豆の利尿作用や栄養過多に注意しましょう

    植物性たんぱく質を摂取できる豆乳。しかし、飲みすぎると体を冷やしてしまったり、栄養過多に繋がってしまったりすることも考えられます。
    日により、適切な量に抑えておくように心掛けておきましょう。

    豆乳を妊活中に安心して飲むために!覚えたいポイントを解説

    イソフラボンを含んでいる豆乳。しかし、イソフラボンを含んでいるという点で言うと、ほかの大豆を原料にしたものも同様です。
    そのため、日頃から豆腐や納豆などの大豆製品を多く食べている人は、豆乳をたくさん飲むことで、イソフラボンの過剰摂取にならないよう気を付けなければなりません。

    和食中心の食生活では、大豆の摂取目安量を超える可能性も

    とくに、和食中心の人は、大豆製品を食べる機会も多くなります。豆乳を飲む際は、ご自身の食生活の中で、普段どのくらい大豆製品を食べている機会があるのかを確認しておくと安心ですね。

    イソフラボンの摂取目安量は、1日あたり75mgとされています。よくスーパーなどで売っている小さめの豆乳の商品は、1パック200mlのものが多いです。そのなかには、およそ40~50mgのイソフラボンが含まれています。
    「それなら豆乳1パックだけでは足りない」と思われるかもしれませんが、豆乳以外の大豆製品のことも併せて考えておきましょう。
    豆腐や納豆、味噌など、ほかの大豆製品にもイソフラボンは含まれています。

    大豆イソフラボンの過剰摂取による悪影響は報告なし

    大豆食品を過剰に摂取することによって、大豆イソフラボンの身体への悪影響は今のところ報告されていませんが、目安量とほかの大豆製品の摂取を踏まえると、200mlのものなら1日1パックを目安にしておくとよいでしょう。
    また、豆乳のなかには、無調整豆乳と調整豆乳があり、大豆サポニンやレシチンなどの栄養は、無調整豆乳のほうが多く含まれている傾向にあります。
    どちらにしようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    豆乳に病状改善の効果を期待して飲むのはやめましょう

    そして、生理不順や排卵障害の人が豆乳を飲む場合、症状の治療目的で飲むのはやめましょう。
    大豆イソフラボンの表示の認められている働きは、骨の健康になりますし、大豆たんぱくの場合はコレステロールに対する働きだけになります。
    豆乳を飲んでいるからといって生理不順や排卵障害が治るとは言えないので、あくまで食事バランスを整える1つの手段として取り入れてみてください。
    [参考1][参考2]

    豆乳の取り入れ方!妊活中においしく取り入れる方法を教えます

    最近では、さまざまな種類の豆乳がお店で売られているのを目にしますね。
    フルーツや抹茶味など、豆乳独自の味が緩和され、より飲みやすい工夫がされているものも多いです。
    これらの商品をそのまま飲むことでも、イソフラボンを体内へ採り入れることはできますが、料理に使うという方法もおすすめです。

    毎日の食卓の牛乳代わりに豆乳を使用して料理する

    たとえば、牛乳を使う代わりに豆乳を使用して料理をします。豆乳はもともと加熱されているものなので、料理の際に加熱をしても影響はありません。
    また、料理に取り入れる場合は、味に影響がでないように、無調整の豆乳を使用するようにしておきましょう。

    豆乳を飲む際はキンキンに冷やさないように注意

    そして、豆乳を飲む際には、体を冷やさないようにすることにも意識しておく必要があります。
    キンキンに冷えた状態で一気に飲んでしまうと、体の冷えに繋がります。冷えは血行にも影響し、血流が悪くなることで子宮に栄養が行き届きにくくなる状態になることも。
    イソフラボンだけでなく、日々の食事やサプリメントから摂り入れたせっかくの栄養が、体内にしっかりと行き渡らない状態になり非常にもったいないです。

    豆乳を飲む場合はホットにして飲むとリラックス効果も

    このような状態を防ぐためには、ホットで飲むことがおすすめ。
    温かい状態の豆乳に飲み辛さを感じる場合は、スープに入れてみるなどの工夫をしてみてください。
    冷え性の予防だけではなく、体をリラックスさせてくれる効果にも期待が。夜にホットの豆乳を飲むことで、安眠効果にも役立ってくれます。

    「なかなか寝付けない」「寝たはずなのに体が重い」という場合は、睡眠の質がよくないのかもしれません。
    ホットで飲んで睡眠の質が高まると、ホルモンバランスが整いやすくなるというメリットも。
    体を芯からあたため、さらに安眠効果も得られるホットの豆乳。電子レンジで温めるだけで簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

    豆乳を使ったお菓子作りにも挑戦しよう

    「料理に豆乳を取り入れる機会がない」「そのままの豆乳を飲むことが苦手」という人は、豆乳を使ったお菓子を手作りしてはいかがでしょうか?
    豆乳とおからを使用した豆乳おからクッキーは、食物繊維が豊富で腹持ちがよいところが嬉しいポイント。
    ほかにも、豆乳を混ぜてケーキやプリンなどを作ることもできます。
    豆乳を加えることでさっぱりした味わいになるので、普段のお菓子とは違った食感を味わうこともできます。

    豆乳のもつ作用を効果的に活用して妊活へ取り入れましょう

    豆乳に含まれている植物性たんぱく質は、体の材料となる大切な栄養素のひとつ。毎日消費されていくので、できるだけこまめに摂り入れておくと安心ですね。
    抗酸化作用のあるイソフラボンも豊富に含まれているので、妊活中の女性にはぜひ飲んでほしい飲み物です。

    ただし、豆乳には体を冷やしてしまうというデメリットも存在します。妊活中の人にとって、冷えは大敵。血行不良にも繋がってしまいます。
    飲む量を調節したり、温かい状態で飲むなどの工夫をしておきましょう。
    豆乳をそのまま飲む機会があまりない人は、料理において牛乳の代わりに使う、お菓子の材料として使用するといった手段もあります。
    過剰摂取や冷えに気をつけながら、普段の生活に豆乳を取り入れてみてくださいね。

    この記事を作るため参考にした文献・サイト名

    監修

    • 管理栄養士
      柳 寿苗(やなぎ としえ)

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