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妊活におすすめのハーブティー&注意すべき点を詳しくご紹介

一言でハーブティーと言っても、レモングラスやローズヒップ、オレンジピールなど、数多くの種類が存在します。
紅茶の専門店にも、さまざまな種類が陳列されていますね。香りだけではなく、味も楽しむことができるハーブティー。実は妊活にもいい影響を与えるものもあるのです。
どのような効果があるのか?デメリットはあるのか?など、気になる点もあわせてご紹介いたします!

    ハーブティーって妊活に効果的?種類ごとにさまざまな効能が!

    たくさんの種類があるハーブティー

    ハーブティーにはたくさんの種類があります。
    そのため、一口に「ハーブティーは妊活に効果がある」と言っても、その内容は多岐にわたります。
    たとえば、ローズヒップにはビタミンCをはじめ、βカロテンやカルシウムなどの栄養を含んでいます。
    ビタミンCは、ストレスに抵抗する脳内物質の合成をしてくれるので、妊活の強い味方になってくれます。

    栄養を含むものもあれば、体を温める作用のあるものも

    また、ジンジャーというハーブティーは、体を温めてくれる効果が!体が冷えている状態は、血行不良の原因に繋がります。
    血液の流れが悪いと、せっかく体へ取り入れた栄養素が子宮に届きにくくなることも。妊活中はジンジャーの力を借りて、常に体を冷やさないようにしたいですね。
    このように、ハーブティーは種類によって受けられる効果も変わってきます。
    ご自身が求めている効果によって、うまく飲み分けてみてくださいね。[参考1]

    妊活中にハーブティーを飲む時期や種類について

    ハーブティーを飲む際は、生理周期などにあわせて種類や量を変えることがおすすめです。
    たとえば、生理痛に悩んでいる方に効果的なラズベリーリーフティー。
    フラガリンという成分が、子宮や骨盤辺りの筋肉の収縮を調整してくれるので、生理痛を和らげてくれる効果が期待できます。
    生理痛を感じてから飲むのではなく、生理予定日の数日前から飲むとよいでしょう。ただし、妊娠が判明したら飲むのを止めるように気を付けましょう。[参考2]

    シャタバリのハーブティーは男性妊活にも効果的

    また、ハーブティーの効果を受けられるのは、女性だけではありません。
    シャタバリというハーブティーは、精子の量を増やしてくれる効果が期待できますし、インドのアーユルヴェーダでは古くから女性の滋養強壮に使われてきました。
    男性女性ともに妊活へ有意に働いてくれそうハーブティー。生活へうまく取り入れたいですね!

    ハーブティーをもっと妊活へ役立てる楽しみ方を解説

    おいしく飲み終わったあと、茶殻をそのまま捨ててしまってはいませんか?ハーブティーのなかには、抽出し終わった茶殻を食べることができるものも。
    1度ハーブティーとして飲み終えても、まだ茶殻には栄養が残っています。せっかくの栄養を最大限に摂り入れるためにも、そのまま食べてみましょう。
    「そのまま食べるのはちょっと…」という人は、食材としてアレンジしてみるのもおすすめです!
    パンに練り込んでみると、ほんのりハーブの香りを味わうこともできます。2度おいしく、栄養を無駄なくまるごと体へ取り入れることができます。

    体をあたためてくれる効果のあるハーブティーはホットで

    また、ジンジャーティーなど体を温めてくれる効果のあるハーブティーを飲むときは、ホットで飲むことも意識しておきましょう。
    アイスで飲んでいると、せっかくの温まる効果も弱まってしまうことになります。
    ジンジャーに限らずハーブティーを飲むときには、できるだけホットティーとして飲むようにすると良いでしょう。

    各種のハーブティーと組み合わせるとよい食べ物

    それぞれのハーブティーに含まれている栄養素にあわせて、一緒に摂取する食べ物を調整することも効果的です。
    たとえば、マテ茶の葉には鉄分が含まれています。そのため、鉄分の吸収率を上げるビタミンCを含む食べ物と一緒に食べるのがおすすめ。

    ビタミンCはほうれん草などの野菜にも含まれていますが、ハーブティーとあわせるならレモンやイチゴなどのフルーツがいいでしょう。
    これらを組み合わせることで、より効率的に栄養素を吸収することができます。
    鉄分の吸収率を高めることができる上に、ビタミンCの効果も得ることができる、まさに一石二鳥の飲み方ですね!
    このように、ハーブティーを飲む際には、栄養素の吸収率を高められるように工夫してみましょう。

    ハーブティーを妊活へ取り入れる際の注意点

    ハーブティーのなかには、妊娠してからは控えておくべき種類が存在します。
    たとえばラズベリーリーフには、生理痛を和らげてくれる効果がある一方、子宮を収縮させる働きもあります。そのため、妊娠初期には飲まないように注意しておきましょう。
    同じく、カモミールにも子宮を収縮させる効果があるので、妊娠が判明した後は飲まないように気をつけましょう。

    また、ネトルというハーブティーは、造血や血行促進に働くとされています。血行が良くなることは、栄養が子宮に届きやすくなるため嬉しいですね。
    しかし、一部の人は胃腸障害を引き起こす可能性があるとされています。胃腸に持病がある、手術をしたことがある、胃腸が弱い、などの人は注意が必要です。

    妊活中のハーブティーはホットで飲むのがおすすめ

    ハーブティーのなかには、冷やしてアイスティーとしてもおいしく飲めるものがあります。
    暑い日やお風呂上がりには、ついつい冷えた状態で口に入れたくなりますね。
    ただ、冷たい飲み物が体内に入ることは、体を冷やしてしまうことになります。冷えは妊活にとって、大敵となる存在。
    せっかく妊活にとって良い働きをするハーブティーを飲んでいるのに、アイスにすることで体を冷やしてしまってはもったいないですね。

    先ほどご紹介した体を温めてくれるジンジャーティーをアイスで飲んでいると、温まる効果も弱まってしまうことになります。
    ジンジャーに限らずハーブティーを飲むときには、できるだけホットティーとして飲むようにするとよいでしょう。

    ハーブティーには多くの種類があり、その効果もさまざま

    なかには、ビタミンCを含むローズヒップや、体を温めてくれるジンジャー、シャタバリという精子の量を増やしてくれるものなど、妊活の味方になるハーブティーが存在します。
    生理不順や冷え症など、ご自身の悩みにあわせて飲み分けるといいでしょう。体を冷やさないよう、できればホットティーとして飲むことがおすすめ。
    また、各栄養素の吸収を助ける食材と一緒に飲むと、より効果が高まります。ハーブティーのなかには、子宮収縮などの効果があるものもあるので、妊娠中には注意が必要です。
    何かとストレスがたまりやすい妊活。そんな時には、ハーブティーを飲んでほっと一息つきながら、妊娠しやすい身体づくりに挑んでみましょう

    この記事を作るため参考にした文献・サイト名

    監修

    • 管理栄養士
      柳 寿苗(やなぎ としえ)

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